情報公開

民主主義を進めるためには情報公開が大事だと思うが、日本の現状は暗澹たるものがある。何故大飯原発を稼働させる前に緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)の計算結果を滋賀県に渡さないのか理解できない。何のために税金を使って開発したのか?東京電力福島原発事故で有用性が実証されたと思えるのに、何故万一の事故発生時の避難計画の作成に有効利用しようと思わないのか?事後検証のためだけなら、それこそ税金の無駄遣いだ。

因みに、東京電力が2011年3月の撤退要請が全員撤退ではなく、一部撤退だったと言っている件についても、疑惑を晴らしたいのなら本店と福島第一原発との電話会議を公表しないのだろう?頑なに公表しない所を見ると「やっぱり全員徹底を検討していたんだ。」と思われてもしかたがないと思う。「全員ではなく10名ほど残すつもりだった」と言われても、数百名必要なときに、10名程度じゃ何もできないから全員撤退と同じなんだけど。4号機も使用済み核燃料の問題がるので、10名程度じゃ一機あたり3,4名にしかならなく、単なるアリバイ作りだよな。