衆議院定数削減

「身を切る改革」と言って衆議院の定数削減をすると言っている。しかも比例区の数を減らすと言っているが、違うんじゃないか?
そもそも議員の構成は民意をなるべく忠実に反映する。様々な民意を反映した議院で様々な討議を行うことで問題点を見出し、より良い物へと練りあげて意見を集約していく。それが間接民主制だと思うのだが、小沢一郎が主導して今の選挙制度を作った時は、議院の構成を民意の集約と言っていた。民意の集約は議員の選択時にするのではなく、議会での議論の中で行われるべきだと思うので、そこからして間違っていると思う。しかし、当時の新聞、TV等では余り指摘していなかったように思う。民意の反映は小選挙区ではなく、比例選挙である。議員定数を晴らすのに賛成ではないが、100歩譲って定数を減らすなら比例区ではなく、小選挙区だろう。裁判でもまず各県に1づつ割り振ることの違法性をしていたと記憶しているが、それをなくせば47削減されるし、小選挙区での一票の格差の是正もやりやすくなる。何故か新聞、TV等で各県1割り振ることについて言及していない。

「身を切る改革」を本当に行う気なら定数削減の前に、政党助成金制度の改革だろう。企業/団体献金を禁止する前提で始まったと思っているのだが、一向に企業/団体献金を廃止する気配がない。一種の詐欺だ。企業/団体献金を禁止しないのなら、受けた献金額を助成金から削除すべきだろう。

自分の意見としては
 1.減らすなら比例区ではなく各県1の配置分を削除しろ。
 2.議員を減らす前に、企業/団体献金を受けた分を政党助成金かわ削除しろ。
だな。

あと、裁判所もここまで舐められているのだから、毅然とした態度を示し、選挙無効の判断を示すべきだと思う。でなければ何時までも選挙のたびに違憲訴訟が提訴され続けるだろう。