いかなる場合でも許されるものではない

安倍晋三がシリアでの化学兵器使用に関して「化学兵器使用はいかなる場合でも許されるものではない」と言ったそうだ。

んんん? 

言ってることは正しいと思う。しかし、4月24日の核拡散防止条約(NPT)再検討会議の準備委員会は「核兵器の非人道性に関する共同声明」を七十カ国超の賛同で採択した時に安倍晋三がトップである日本政府は賛同しなかった。不賛同の理由は「『いかなる状況下でも核兵器を使用してはならない』という部分が、日本の安全保障政策と合致しない」というものだったと報道されている。報道が正しいとすると、貧者の核兵器とも言われている化学兵器の使用は「いかなる場合でも許されない」が、核兵器は「許される場合がある」と言ってるではないか。
なんというダブルスタンダードだろう。それとも矛盾に気づく能力もないのか。本当の馬鹿としか思えない。