民主党の誤り

民主党政権の最後の日に民主党が何故失敗したのかを考えてみた。

辺野古移設見直しや八ッ場ダム建設中止など打ち上げたものの頓挫した政策が色々あり、それぞれの政策を支持してきた人たちからの支持を失った。それだけでなく、結局自民党と同じやり方をなぞるだけになってしまった為に自民党に愛想づかししていた人たちの反感を買ってしまった。トドメがやらないと言っていた消費税増税を自公と談合して決めたことだろう。

何故自民党と同じやり方になってしまったのか?
官僚が民主党の言うことを無視し、動かなかったと言われているが、その原因は政権をとった民主党が情報公開に後ろ向きになったためではないだろうか。積極的に情報公開していれば官僚がサボタージュしていたとすれば其の事が晒され、嫌でも動かざるを得なかったのではないか?
八ッ場ダム問題も未だに基本高水の計算根拠を国交省は開示していない。民主党が計算根拠を開示していれば、結局建設することになったとしても大方の納得が得られていたはずだ。(公開したら中止が決定的になっただろうけど)

辺野古移設問題でもどこの国の役人かと言いたくなるような動きを開示していれば民主党への怒りではなく、防衛省と外務省への怒りになっただろう。

検察の取り調べ全面可視化もほとんど進めなかった。色々と言い訳をして法務省が抵抗している。自分が取り調べの全面可視化よりも重要と考えている全証拠の開示は全く進んでいない。何故税金で収集した証拠を開示しないのか。検察が収集した証拠は検察のものではなく、被告のものでもあるのに。

等々、民主党が野党時代に主張していた情報公開に後ろ向きになってしまった事が民主党=第2自民党となっていった原因で、今回の壊滅的な負けに繋がったのではないだろうか。