アルジェリア人質事件で思うこと

アルジェリアで人質事件が発生した。生存された方や遺体を日本に搬送するため、政府専用機を派遣した。
国として国民の保護をすることは当然の事だと思うが、約10年前のイラク戦争開始直後の人質事件との落差に釈然としないものを感じる。
当時、「自己責任」と政府の人間が発言し、政府専用機の利用料を請求すべきだとの声まで出ていたと記憶している。さすがに請求はされなかったと信じたいが。

この事件に便乗し、自衛隊法の改正を言い出しているが、どのような改正をしても今回の事件では無意味であることはハッキリしている。自衛隊法を改正するよりも、外務省の情報収集力の強化策を打ち出すべきだろう。海外で事件が起きた時に外務省が活躍したことは寡聞にして知らない。