汚染水漏洩

またまた東京電力福島原発の汚染水漏洩が見つかったそうだ。タンクから、配管から、地下水から・・・。あちことから漏れ、海に流れ出している。
誰がどう見ても現在の状況は事故が収束しているとは思えないと思うのだが、何時になったら野田佳彦が出した「収束宣言」を撤回するのだろう?政府関係者、東京電力関係者の中で、本音で収束していると考えている人は何人いるのだろう?
先日、唐突にレベル3と発表したのは、2011年の原発事故は収束しているので、これからの放射性物質の漏洩は新たな事故(事象と主張するだろうが)とするつもりだろうか?

いかなる場合でも許されるものではない

安倍晋三がシリアでの化学兵器使用に関して「化学兵器使用はいかなる場合でも許されるものではない」と言ったそうだ。

んんん? 

言ってることは正しいと思う。しかし、4月24日の核拡散防止条約(NPT)再検討会議の準備委員会は「核兵器の非人道性に関する共同声明」を七十カ国超の賛同で採択した時に安倍晋三がトップである日本政府は賛同しなかった。不賛同の理由は「『いかなる状況下でも核兵器を使用してはならない』という部分が、日本の安全保障政策と合致しない」というものだったと報道されている。報道が正しいとすると、貧者の核兵器とも言われている化学兵器の使用は「いかなる場合でも許されない」が、核兵器は「許される場合がある」と言ってるではないか。
なんというダブルスタンダードだろう。それとも矛盾に気づく能力もないのか。本当の馬鹿としか思えない。

目についた記事

ウィニーの開発者である金子勇さんが亡くなったそうだ。
金子さんがウィニーを開発していなかったら、どうしても納期に間に合わないときなど未だに仕事を自他に持ち帰って自宅PCで週末にやることがあったかもしれない。ウィルス等の被害はそれ以前から有ったが、流出したデータが一気に広がる破壊力は桁違いだったように思う。今では仕事のデータは持ち帰り禁止となっている。ある意味、仕事の進め方が正常化したといえる。

さらに、東京電力福島第一原子力発電所の元所長吉田 昌郎さんも亡くなったそうだ。テレビニュースなどを見ていると、事故発生後の働きを称える論調が多いようだが、なんかしっくりこない。
そもそも、事故の2年ほど前に当時想定されていた津波よりもっと大きな津波の可能性を指摘された時、その指摘を無視して何ら対策を打たなかった責任があるのではないか。(津波が事故の原因とは確定していないが)そのことについて何か発言したことを聞いた記憶が無い。せめて当時不要と判断したことの総括と、事故当時の詳細な事実関係を包み隠さず言い残して欲しかった。

森田将棋

昨日の新聞に森田和郎(もりた・かずろう)さんの死亡記事が出ていた。コンピュータ将棋の草分け的な存在で、20年以上前に森田将棋で遊ばせてもらった。定跡も知らないド素人には歯が立たなかった。
コンピュータがプロ棋士の中でも頂点に位置するA級リーグに在籍しているトッププロに勝利し、団体戦でもプロ側を圧倒した年に亡くなるなんて。なんというめぐり合わせなんだろう、コンピュタの勝利をどのような気持ちで聞いたんだろう?
などと考えていたら、昨年の7月に亡くなっていたそうだ。
あと一年長生きしてくれていたら、と残念に思う。トッププロへの勝利を聞かせてあげたかった。

しょうもない連中

猪瀬直樹
 オリンピック開催地についてイスラム圏を怒らせるような差別発言をしていた。散々突っ込まれた後、ツイッターで「誰が敵なのかハッキリした」とか捨て台詞をほざいたらしい。誰に対する敵なのかはっきりしないが、東京開催を願う人達にとっての最大の敵が猪瀬直樹だということはハッキリしたと思う。自分は東京でのオリンピック開催に反対なので、その意味では猪瀬直樹は味方となってしまう。嫌だが。
それにしてもロンドンオリンピックの時は差別発言をツイッターで囁いたという理由でギリシャ三段跳びの選手が競技開始前に追放になったが、猪瀬直樹の差別発言を不問にするIOCの欺瞞性も酷いものだ。近代オリンピック100周年の大会をアテネで開催しなかった事でもとっくの昔にケネに目の眩んだ連中の集まりと宣言してたが。

安倍晋三
侵略の定義はハッキリしないとか、侵略の見方は立場によって異なるとか、村山談話河野談話を見なおすとか、極めつけは我が内閣は脅しには屈しないとか突っ張っていた。アメリカがなにか言い出した途端に「侵略していないとは言ってない」とか、菅官房長官に「村山談話を継承する」と言わせたりとか、まるでスネオだな。突っ張るんだったら、アメリカに何を言われても中国、韓国に言われた時と同じ態度を取れよ。腰抜け野郎が。つっぱり続けて早く辞任して引退しろ。

橋下徹
従軍慰安婦は必要だった」とか「米兵に風俗を活用しろ」とか思いつきで喋っている。反撃されてもいつもの詭弁と論点ずらしで凌げると思っていたのだろうが、それが通用するのは論理的思考が苦手な日本国内相手の時だった。外国人記者にはいつもの手は通用しなかったようだ。しかし、「女性の人権を踏みにじるものだ」とか言う非難は橋下を理解していない。それでは男性の人権は尊重しているように聞こえるではないか。橋下のこれまでの言動を見ていると、自分及び自分の家族以外の人々の人権なんて認めていないじゃないか。

TVドラマでの臓器移植

ラストホープというTVドラマの最終回を録画していて、今日見てみた。
嵐の相葉が医者役、過去の回想シーンが多すぎて話の流れが寸断されすぎなどの突っ込みどころ満載だったが、最終回の生体間肺移植はチョットなぁ〜。
術後2,3日でドナーが点滴も無しでレシピエントの見舞いに来れるのか? レシピエントも点滴があまり無かったし。小さい子供も見舞いに来ていた。

自分が肝移植のドナーになった時はそうじゃ無かった。レシピエントは点滴台2台に鈴なりの点滴をセットしていたし、1週間ほどICUに入っていた。自分も通常の肝切除ではなく、右葉後区域切除で予想外の血管があったりして、その施設で初めての輸血を受けるほど難手術だった事もあり10日ほど点滴をしていた。また、レシピエントは術後は免疫抑制剤を多用していることから、子供は雑菌を保有していることが多いとの理由で15歳以下の子供は病棟の中に入ることが出来なかった。

肝移植と肺移植は異なることも多いと思うが、7それにしても安易な描写に思えた。以前に生体肝移植を行ったドラマでも術後の描写が安易なことがあった。
患者も大変だけど、手術と術後管理の大変さをもっと正確に描いて欲しい。あんな大変なことを日常業務としている医者への感謝を込めて強く主張したいと思った。

東日本大震災

二年前の今日、あの地震が発生した。
JRが運転停止を決めたため、早々と帰宅を諦め会社に泊まることにした。6時過ぎに近くのコンビニに食料を買いに行くと
ほとんど売り切れになっていた。元々弁当などを買うつもりもなく、ビールとツマミとワインを買って、会社で酒盛りを始めた。生まれて初めて経験するほどの揺れで、ついに関東大震災が来たのかと思ったほどだったが、会社にはテレビがなかったので、あそこまで大きな地震とは想像できていなかった。
会社で酒盛りをしながらその頃始まったPCで聞けるラジコを聴き始めた。そこで映画やドラマ以外で現実世界で聞くことになるとは思っていなかった言葉を聞いてしまった。
陸前高田、壊滅です」TVの映像ではなくラジオの音声から聞こえてきても実感がまるでわかなかった。翌日、自宅に戻ってTV映像を見て息を呑んだ。